クレジットカードのお噺 国際ブランドとは編
個別なカードの話とか色々したいと思ってるんだけど、全然この世界の事とか用語とか知らない人に知ってもらってからの方がよさそうな気がしたので、基礎的なお話も併せてしていきたいと思う。
上記の画像、よくお店の壁とかに貼ってあると思うんだ、そうこれが今回の話題の国際ブランドというやつだv(・∀・*)💳
国際ブランドとは世界の決済ネットワークのブランドのことで、国内外を問わず、該当国際ブランド加盟店で使用できる💳
イシュア(カード発行会社)が上記国際ブランドからライセンスを受けて、カードを発行する→国際ブランド加盟店にて使用できる。
例:VISA(国際ブランド)からライセンスを受けた三井住友カード株式会社(イシュア)がVISAブランドの三井住友VISAカードを発行する→カードはVISA加盟店のコンビニや飲食店、ホテル等で使用できる。
国際ブランドとしては現状7つあり、うち5つは米国、JCBは日本、銀聯(ぎんれん)は中国のブランドだ💳
それぞれのシェアについて、海外の著名な決済関連レポートのニルソンレポートの2015年版があったので参考までに貼っておくヾ|*・∀・|ノ クレジット、デビット、プリペイドを含んだ統計だそうだ💳
VISAとMasterCardが圧倒的に強いのが見て取れる。次いでUnionPay(銀聯)だが、これは中国中央銀行(日本でいう日銀みたいな)が中国人が銀行口座作るときにデビットカードとして発行してるそうで、この数のかなりの部分がデビットカードだと言われている。
※デビットカード:国際ブランドで決済ができるところはクレジットカードと同じだが、登録している銀行口座から即時出金されるシステム。
後のAmericanExpress、JCB、Diners、DISCOVERは相互開放等をしていて、少なくとも日本においてはJCB加盟店であれば基本的にAmericanExpressもDinersも、一応DISCOVERも使えるv(・∀・*)💳
それではひとつづつ特徴とか諸々考察してみよう。
【VISA】
米国の国際ブランドでさっきのレポート見てわかるように世界で最も普及しているブランドだ💳2020東京五輪オフィシャルスポンサーでもある。
日本だと三井住友VISAカードとかが最も有名なのではないだろうか。
VISAのタッチ決済(Visa Contactless)の普及がどうなるかが気になる所。
現状、ローソン、マクドナルドでタッチ決済ができるらしいから今度試してみる( *´艸`)💳
【MasterCard】
米国の国際ブランドで基本的にVISAと同じように世界中どこでも使えると言われる。
ヨーロッパについては強いというか、たまーにマスターカードしかできない店舗があるやに聞く。
今はもう無いが、昔「マイナーマスター問題」という国内のカード会社と直契約じゃないとマスターカード使えないみたいな日本あるあるの国内シェアの取り合いみたいな問題があって、暗い側面があった。
国内のイシュアでマスターカードで代表的なとこってどこだろう?アプラスとかオリコとかかなぁ( *´艸`)
非接触決済「MasterCardコンタクトレス」が今後日本でどう普及するのかが気になります📶
【JCB】
日本発祥の国際ブランド(JCB:ジャパンクレジットビューロー)
国際ブランドで有り、イシュアでもあるJCB💳JCBのカードについては後日お話する。
さっきのレポート見る限り1%とかの世界シェアだが、JCBは日本では基本的に使用可能(そうでもない話とかもあるので口述する)で、米国の特にハワイとかトウナンアジアとかは力を入れていて頑張っている。
後、米国についてはAMEXとDISCOVER(Diners)との提携により使えると聞いている。
東南アジアはまだありだそうだが欧州になると全然加盟店ねーよwみたいな声が多くなる。ここで、JCBのCMを観てみよう( *´艸`)📺
嵐がやっているらしくジャニヲタにJCBの話した時に知ってるのでビックリしたことがあった。フランスでJCB!とか言ってるけど、コレ大丈夫なんだろうか・・・。弱点なのでは?
【AmericanExpress】
AmericanExpress(アメリカン・エキスプレス)通称アメックス。
元々は運送業者としてスタートしたそうだが、金融業にも進出して今に至る所謂T&Eに特化したカードだ。特に旅行関係かな✈
T&E好きユーザーからは根深い人気がある。
国債ブランドとしてAMEXの取り扱いがあるカード会社はAMEX本体と三菱UFJニコス、昨年楽天カードが参入した💳
元々富裕層向けのサービスを提供しており、確か初めてゴールドカードをリリースしたのがAMEX。
日本においてはJCBと相互開放をしているので、JCB加盟店であれば極稀な例外を除いて使用可能。
よく言われるのがデスクの対応がアメリカの会社なので合理主義かとおもいきや変に人情味があるというか、色々変わっていると言われる。
カード使用の限度額は「無い」とされているが実際には会員ごとに設定されており、Webから利用可能目安額を確認してみることができる。
後、有事対応がすごいそうで、湾岸戦争時に高級会員を飛行機で脱出させたとか、中国の六四天安門事件の際に中国外への脱出の手助けをしたとか、東日本大震災の際に会員1人1人に電話して必要な物資等きいて送ったとか色々な逸話がある。
ん?センチュリオンの話しろ?(; ・`д・´)💳今後「伝説のカード達編」とかでやろうか( *´艸`)💳
【DinersClub】
クレジットカードの始まりと言われるのがこのダイナース💳
創始者が、レストランで食事時に所謂ツケ払い(後払い)ができれば、みたいなことではじまったとかの逸話がある。
AMEXと同じく、元々富裕層向けのT&Eカードとしてステータス性の高いカードとして認知されてきた。
※クレジットカードにおけるステータス性とは何か?を始めるとこの界隈では議論百出して収拾がつかなくなるから本項では省略する。
ダイナースの文字通り、レストラン関係、各種チケットの手配等に強いとされている。
紆余曲折を経て国内では現在、三井住友トラストクラブがダイナースカードに関する業務を行っている。
現在こそ比較的入会のハードルが下がったと言われるが以前は入会条件が「持ち家有りり、勤続年数10年以上、上場企業の役職者」 とか、そりゃムリだろ((((;゜д゜)))みたいな条件だったそうだ💳
余談ですが、昨年話題になった美人秘書の対談記事は笑いました( *´艸`)💳
詳しくは「美人秘書 ダイナース」で検索を( *´艸`)📲
【DISCOVER】
米国発の国際ブランドで現在、日本在住ではこのブランドは手に入らない。
JCB、銀聯と加盟店相互開放をしているので、国内のJCB加盟店であればディスカバーも使用できる、はず。私は持てないので使用したことが無いが(; ・`д・´)💳
ダイナースを買収しており、その為、ダイナースも国内ではJCB加盟店では基本的に使用可能。
【UnionPay】
中国発の国際ブランドで先のニルソンレポートを見てわかるとおり世界シェアは急速に広がりをみせている。ただ、銀聯使用者のほとんどが中国人とみられており、その大多数がデビットカードの為、クレジットカードとしてどこまでなのかは疑問だ。
国内でもクレジットカードとして三井住友カードや三菱UFJニコス、ANA、あと九州の鉄道会社あたりが発行していたと思う。
国内では専ら中国人観光客向けで、国内でのカード発行も主に中国旅行、滞在者向けに発行されていて、国内発行の銀聯カードを日本国内で使おうとしても使えない場合が多々あります。
クレジットカードとして使う場合、6ケタのPIN+署名が必要で、いくつか私が体験した店での対応をお伝えしたい。※三菱UFJニコスの銀聯ゴールドの場合
・セブンイレブン:PIN入力非対応
・ファミマ:専用決済機が必要
・カクヤス:レジにクレジットカードボタンと銀聯ボタンがあり、初見の店員はよく押し間違えてエラーになる。
・ローソン:客側で磁気ストライプで切って6桁のPIN入力すれば使用可能。
・ココイチ:どうだったか忘れたけど使えました。
まぁ国内発行銀聯クレジットカードを国内で使用しようとするやつは余程の変態だ(; ・`д・´)まぁ私だが(; ・`д・´)
【最後に】
一通り国際ブランドの特徴についてお話をしてきたところで、先述したJCBの国内での問題だが、VISA、Masterと比べ、JCBは加盟店手数料が高いと言われ、加盟店特に中小のお店等からは好まれていない傾向がある。
かつ加盟店審査も厳しいと聞く。
いつか「クレジットカードと加盟店規約違反編」か何かで改めて話したいけど、不良
加盟店というのも割と普通に存在するんだ。「ランチではカード使えません」とか聞いたことない?
そういう不良加盟店について各カード会社に通報するんだけど、JCBはガチなんで通報はJCBがオススメ💳
ただ、そういうのを嫌ってか、VISA、Masterのみな加盟店も結構存在する。
私はそういう店舗見ると「あぁ、そういう店なんだなぁ」と思ってしまうが、JCB加盟店でない場合、多くはAMEX、ダイナースも使えなかったりするので注意しよう💳
いつか「JCBの全て編」とかで猛烈に語りたいなぁ💬
ではこのあたりで国際ブランドとは編の解説を終わります。それではノシ
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